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永盛文香「子どもたちのふんわかほんわかお笑い日記」
その1 担任の先生がいない、ある日のできごと
(『授業づくりネットワーク』(学事出版)2002年4月号掲載)
執筆者紹介
永盛 文香 茨城県・牛久市立神谷小学校(当時)
ながもり ふみか 茨城県牛久市在住。お笑い教師同盟(仮)所属。
地元のため自転車通いをしている。2年前から、笑いを取り入れた教育に興味を持ち、現在に至る。
学校生活の中で、思わず笑ってしまう事ってありますよね。そんな出来事を集めてみました。題して、「子どもたちのふんわかほんわかお笑い日記」
2月○日
おひめさま先生が来たよ
その日、担任の先生の代わりにあるクラスに行くことになった。子どもたちはどんな反応をするのかなと教室に向かう。そうそう、笑顔笑顔……。
ガラッとドアを開けた瞬間、
「あーっ。おひめさま先生だ」
と男の子。(ふふっ。おぼえている子がいたんだ!)
実は初めてこのクラスに来た時、『先生の名前を覚えてね。名前は……』
子どもたちが息をのんで次の言葉を待っている。
『おひめさま先生です。おひめさまのようにきれいでしょ!』
なぜかみんなシーン……。しかし、二年生のつぶらな瞳は語っていた。「そうかなぁ!?」と。
とりあえず元気よくあいさつをさせ健康観察を行う。リレー式で次の友達を呼んで返事をしていくが、ものすごいスピードで、こちらもよくわからない。
淡々と進める様子があまりにおかしくて、ついに私は笑ってしまった。
「なんで先生笑ってんの?」
『だってねェ……』
と言いかけると、お地蔵様のようなほほ笑みの子と目があった。ますます私は笑顔になり、
『○○くんみたいだといいなと思って』
みんなは一斉にふり返り、その子を見る。そこには、さらににこにこした○○くんの笑顔があった。ドヒャーッ!!
2月×日
動物クイズ
給食の時間、動物クイズをやるという。
「パンダの赤ちゃんは、どの位大きいでしょう?」
私が考え始めた時、いきなり
「ヒント〜。」(おいおい、もうヒントかい。)
女の子が大きな声で「小さいです」と言い切った。(そりゃそうだろう……)
男の子がつぶやく。
「何メートルかなぁ…」(えっ!?)
『1メートルって、どの位…?』
みんなそろって手を横に広げ、この位と言った。
(そうそう)なのに、
「わかった!東京タワーの長さだ。あれは何メートルだ?」
『ちがう、パンダの赤ちゃんは小さいでしょ』
「わかった!消しゴムのかすの大きさだ」
『んー。大きさにはずい分差があるんだけど。パンダの赤ちゃんだよっ!』
とつっこんだ。
男の子は、胸を張って言った。
「やっとわかった! ぼく、分かんないや」
この連載の転載にあたっては、執筆者・編集長・編集代表の許諾を得ております。
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