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永盛文香「子どもたちのふんわかほんわかお笑い日記」
その12 自分を振り返ってみよう!
(『授業づくりネットワーク』(学事出版)2003年3月号掲載)
執筆者紹介
永盛 文香 茨城県・牛久市立神谷小学校(当時)
ながもり ふみか 茨城県牛久市在住。お笑い教師同盟(仮)所属。
地元のため自転車通いをしている。2年前から、笑いを取り入れた教育に興味を持ち、現在に至る。
12月○日
「まいりました」
毎時間の授業はTVの生放送と同じでやり直しができない。
「あー、あの時こう言えばよかった」ということはたくさんある。自分を振り返ることは大切なのだ………、と思う。
Mさんは、問題に取りかかるまでにエンジンがかかりにくい。
その日、みんなは漢字ドリルやプリントを進めていた。Mさんは最初の番号を書いたきり何もしない。
不思議そうに見ている私にMさんは言った。
「ねむいのー」
『夜遅かったのかな』
「ビデオ見てたの」
『だからねむいんだね』
集中できないのだった。いつ始められるか遠くから見ていることにした。ところがMさんは始めることなく終わりのチャイムが鳴ってしまった。
『Mさあん、ちょっとおいで』
Mさんの顔に“まずい”と書いてある。
『Mさん、見てたけどずっと何もやらなかったね。どうして?』
(眠かったからだろうなあ。)
するとMさんはこう言った。
「はい、ぼくはさぼってしまいました」
「その通りです!」とあまりにつぼをついた言葉に、私はウケてしまった。自分を振り返っているではないか。これは、ヒットかも!?
12月○日
切り返し方
「先生ーっ。トイレ」
『あらあら○○さん、先生はトイレじゃありません』
「先生トイレに行って来ます」
『はい、行ってらっしゃい』
電話の所で。
『どうして電話をしようとしているの』
「忘れ物をしたのでお母さんに電話しようと思って」
『あなたのお母さんはいつから宅急便やさんになったの?』
雨の日車で送ってもらい、平然としている子に……。
『どうやって学校に来たの?』
「車で来ました」
『エッ!!あなたが運転してきたんですか』
ドキッとさせて自分を振り返らせたいこともある。
12月□日
今日もありがとう
最後に自分を振り返ってみよう。おかげさまという言葉があるけれど、毎日楽しい生活ができたのも愉快な子どもたちのおかげである。
子どもたちほど私は成長していないのだが、年輪が増えるように少しずつ前進していきたいと思う。
さあ、いろいろな人に会いに行こう。人がいる所に笑いありなのだ。
(終)
この連載の転載にあたっては、執筆者・編集長・編集代表の許諾を得ております。

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