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中村健一「教室がなごむお笑いのネタ」
第1回 出会いはインパクト!
(『授業づくりネットワーク』(学事出版)2004年4月号掲載)

執筆者紹介
中村 健一 山口・岩国市立通津小学校
なかむら けんいち 「学習ゲーム研究会」会員 サンフレッチェ広島のJ1復帰を誰よりも望んでいる。


 はじめまして。山口県の中村健一です。一年間、よろしくお願いします。

★着任式では歌を歌え!

 私の着任式の挨拶は、いつも決まっている。
 講堂で全校児童を前に、次のような挨拶をする。

 せっかくマイクを持たせていただいたので、歌を歌いたいと思います。
 ♪チョウチョ〜♪チョウチョ〜♪菜の葉にとま〜れ〜♪菜の葉にあいたら〜♪桜にとま〜れ〜♪
 さて、ここで問題です。チョウチョは、本当に桜の花にとまるのでしょうか?
 そんなことを一緒に勉強していきたいと思います。
 中村健一です。よろしくお願いします。

 歌を歌うということは、子どもたちにとって、相当インパクトがあるらしい。
 私が歌を歌い始めると、子どもたちは、耳を押さえるポーズをしてくれる。
 まさにツッコんでくれているのだ。お笑い教育の第一歩である。
 廊下を歩くと、子どもたちが声をかけてくれる。
「先生、チョウチョは桜の花にとまるよ。だって、見たことあるもん」
 私は笑顔で『本当?』とだけ答える。なぜなら、正解を知らないからだ。
 これは、私が新任の時、一緒に着任した山本伸宏先生がされた挨拶である。私は尊敬する山本先生の真似をしているだけだ。

★教室では、こけろ!

 教室に入ると、とりあえずこける。これだけでツカミはOK!
 教室は大爆笑になる。
「ひょうきん族」時代のビートたけし氏もよくこけていた。コロッケ氏もツカミに使っていると話していた。
 グローブのケイコ氏がオーディションでこけたのも有名な話だ。(注:グローブはお笑いではない)
 そして、大笑いしている子どもたちに言う。
『君たちみたいに、よく笑う子っていい子なんだよ』
 笑う子は、「明るい子」「頭がいい子」「話をよく聞いている子」「けじめのある子」であることを話す。(詳しく書くスペースがないのが残念)
 もちろんナンバリング、ラベリングをして。なぜなら私は「全国教室ディベート連盟」の会員だから…。
 そして、「笑いの練習」をする。故林家三平師匠をイメージすればよい。私が頭に手をもっていけば、いつでもバカ笑いできるほどに鍛える。(詳しくは名著『教室がなごむお笑いのネタ&コツ101』を参照)
 「出会いはインパクト」と言いながら、私の自己紹介はインパクトがなかった。
 惣田氏は「ジーコ紹介」していたな。では、「どすん、どすん」(シコ紹介)ベタすぎる。説明できてないし……無理はやめよう。

*         *          *

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 cea62450@hkg.odn.ne.jp


【関連】
 本稿中、「ちょうちょ」の実践については、「お笑い教師同盟(仮)」ML内で話題になり、先行実践についての調査が始まりました。これまでに、次のような実践・論文があったことが明らかになっています。
 ・「ちょうちょう」の謎 (静岡教育サークル「シリウス」) ほかwebサイト
 ・伴一孝・TOSS長崎著『初めて教壇に立つあなたへ ウルトラ教師学入門』(明治図書)P22
 ・『授業の原理原則トークラインNo16 1996年 4−5月号』P23「小林幸雄氏論文」
 ・向山洋一「巻頭論文 向山型説明文指導の極意」(『向山型国語教え方教室』創刊号(明治図書))


この連載は、月刊雑誌『授業づくりネットワーク』(学事出版)の掲載から1ヶ月後にこのHPに登場します。
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